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カーテンの洗い方
みなさん、カーテンをきちんと洗っていますか?
お部屋の“見た目”を左右するカーテン!
みなさんは、カーテンをどれくらいの頻度で洗っていますか? 年に一度や二度、という人も多いのではないでしょうか。
カーテンなどのインテリアファブリックをお手入れすることも、お部屋の美しさを保つためにとっても大切なこと。そこで、お部屋の見た目にまつわる、カーテンのこんな実験を行ってみました。
実験からわかる、明るさの印象とカーテンの関係
ライオンで行った実験では、カーテンの汚れ具合によってお部屋の明るさや、お部屋にいる人の表情の印象が変わることが分かっています。
この実験では、カーテンのお洗濯前後のお部屋の印象を評価するため、5年間お洗濯をしていないカーテン(左)と、お洗濯後のカーテン(右)に、外側から光を当ててお部屋の写真の印象を比べてみました。
5年間洗濯していないカーテン(左)/洗濯後のカーテン(右)
上記の写真から分かるとおり、5年間お洗濯をしていないカーテンでは、照度が落ち、お部屋が暗い感じになりますが、お洗濯をすると明るく爽やかな印象になりました。汚れたカーテンは、照度にも影響し、お部屋自体が暗くなってしまうのですね。 一見、キレイに見えるカーテンも、汚れでくすんでいることがあります。実際に、そこまで汚れを認識できなかったカーテンを洗濯機に入れて洗濯してみると、水がこんなに汚れることも…。
<黒くなったカーテンの洗濯液の汚れ>
すがすがしい季節を気持ち良く過ごすために、カーテンの汚れをすっきりキレイにおとしてみませんか?それでは、明日から実践できる、カーテンをキレイに洗うための方法をご紹介します。
カーテンを「洗う前」にチェックしておきたいこと
1. 「洗濯表示」の確認
カーテンについている「洗濯表示」を見て、家で水洗いができるかどうか確認します。
※洗濯表示は2016年12月1日に改定されました。
新・洗濯表示に「洗濯おけ」や「手洗い」の記号がついている場合は、家庭で洗えます。従来の絵表示に「洗濯機」マークや「手洗い」マークがついている場合は、家庭で洗えます。
新・洗濯表示や従来の絵表示に「洗濯おけに×」がついている場合は、家庭で洗えません。 洗濯表示に関する詳しい情報は、こちらをご覧ください。
2. 洗剤を選ぶ
洗濯表示だけでなく、タグの注意書きも確認して、適切な洗剤を選びます。
なお、洗剤の中には漂白剤入りのものがありますが、下記の記号(漂白処理ができない)がついている場合には、「漂白剤入りの洗剤」は使用できません。
※最近の一般衣料用洗剤には「中性タイプ」もありますが、デリケートな素材のカーテンなどには、「おしゃれ着用洗剤(アクロン)」を使用しましょう。
3. たたみ方は「ジャバラ状」に
次に、カーテンから金具を外し、ホコリをはたき落とします。汚れ具合をチェックしながら、「ジャバラ状」に折りたたむようにします。この折り方は「屏風(びょうぶ)だたみ」とも言います。
そのとき、汚れが気になる部分を表にしましょう。
4. 気になる黒ズミには「前処理」を!
カーテンの上部のギャザーや裾の部分には、ホコリなどで黒ずんでいることがよくあるため、「前処理」をしましょう。前処理といっても、簡単です。気になるところに洗剤の原液をつけて、キャップの底でたたいてしみ込ませておきます。
5. 洗濯機を上手に使って
洗濯機を使って洗うときの手順をご紹介します。実は、洗濯機に入れる向きも、上手に洗うひとつのポイントなのです。
(1)「洗濯ネット」を使用する
折りたたんだレースやデリケートな素材のカーテンは、洗濯ネットに入れます。
(2)洗濯する
表示に従い、やさしく洗います。
おけの下に「=」の記号や「洗濯機弱水流」マークの場合は、弱水流や手洗いコースなどのやさしいコースで洗う。
「手洗いマーク」の場合は、手でやさしく「押し洗い」するか、洗濯機の手洗いコースや、ドライコースなど、洗濯記号に該当するコースで洗う。
洗濯機への入れ方
洗濯機はかくはん羽根(パルセーター)付近が最も機械力が強く汚れが落ちやすいので、イラストのように、汚れている面を洗濯機の底側に向けて入れましょう。
「液体酸素系漂白剤」を入れる
汚れがひどい時は、液体洗剤のほかに「液体酸素系漂白剤」を適量入れて洗います。
脱水は「短時間」で!
洗濯じわを防ぐため、脱水時間は30秒くらいの「短時間」に設定します。
汚れがひどいときには「二度洗い」しましょう
洗濯中に、洗剤液が真っ黒になるようであれば、「二度洗い」がおすすめです。洗い終わったら、洗濯液を排水して軽く脱水し、もう一度洗濯液をつくって二度洗いをしましょう。
カーテンを干すときに注意したいこと
カーテンを洗い終わったら、上手に干しましょう。次は、カーテンに干すときの手順についてご紹介します。
1. 縫い目を伸ばす
洗濯じわや型くずれを防ぐため、脱水後はすぐに取り出して、手で縫い目を伸ばします。
2. カーテンレールに干す
薄手のカーテンは、カーテンレールに干すと、カーテン自体の重さで全体のしわが伸びて、キレイに仕上がるだけでなく、干す場所もとりません。
ただし、厚手の重いカーテンは、カーテンレールに負担がかかるので、竿に干すことをおすすめします。
また、干す前に、窓ガラスも掃除して汚れがつかないように注意しましょう。
最後に「香りづけミスト」でお部屋を華やかに仕上げよう
カーテンが乾いたら、「香りづけミスト」をスプレーしましょう。お部屋にふんわりと香りがただようと、お部屋の印象もアップしますし、急な来客時にもゲストも心地よく感じることでしょう。
最後のこうした仕上げが、お洗濯をした“達成感”に変わる瞬間です!
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